製販一体でサービスを作り上げる。
営業経験を強みにシステム開発プロジェクトに挑戦

決済ビジネス推進部 法人決済インフラGr
2017年入行(新卒)
伊藤 匠平

決済ビジネス推進部法人決済インフラグループに所属する伊藤 匠平。2017年に入行し、法人営業を経て、現在はインターネットバンキングサービスの企画・開発推進・運営を担当しています。営業経験を活かして企画から販売まで幅広く関わる伊藤が、三菱UFJ銀行だからこその仕事の魅力、これからめざす姿を語ります。

複数の視点からサービスの価値を見極め、お客さまの決済業務を支える

──新卒で入行7年目となる伊藤。現在は、決済ビジネス推進部法人決済インフラグループでインターネットバンキングサービスの企画・開発推進・運営を担当しています。

伊藤「法人決済インフラグループは、法人向けのインターネットバンキング『BizSTATION(ビズステーション)』を所管する部署。BizSTATIONがお客さまにとって、さらに使いやすく魅力的なサービスになるかを考え、レベルアップさせていくことが私の役割です。

決済業務に関わるサービスですから、システムに不具合があるとお客さまのビジネスに大きく影響します。お客さまに安心してご利用いただけるように、安定的に運用するための業務も重要なミッションです。」

──振込・振替などの基本サービスのほか、外為サービスや融資サービス、APIサービスによる外部サービス会社との連携など、さまざまな機能があるBizSTATION。そのため、法改正などの外部環境の変化に応じて新機能を開発したり、改修したりといった対応も必要となります。

伊藤「直近では、外国送金取引のデータフォーマットがISO20022という国際標準規格に統一されることに伴い、外為サービスに関するプロジェクトを行っています。

検討にあたっては、外国送金取引にかかわる事務を担当する部署、営業を担当する部署、その他システム開発を担当する部署など、多くの人たちと密にコミュニケーションを取りながら進めています。

そのうえで、最終的にお客さまにどのようなサービスを提供するかを考えることが私の仕事です。」

──お客さまにとって重要な決済業務を担うからこそ、プロジェクトを進めるにあたって伊藤が心がけていることは、さまざまな視点から考えることです。

伊藤「サービスは使ってもらってこそ価値があります。そして、私たちはその価値を生みだす部署です。まずはお客さま視点で使いやすさを考え、『お客さまにとって大事で、譲れないところはどこか』を常に意識することが必要です。

ただ、開発にあたっては、システム的な制約やコスト面などさまざまな要素が関わってきます。お客さま視点だけではなく、開発者の視点、他部署の視点など、いろいろな角度から総合的に見たうえで、最終的にどうするのがお客さまにとって良いのかを考えるようにしています。」

提案する姿勢を大切に、お客さまの困りごとを解決する営業からキャリアをスタート

──2017年、新卒で入行した伊藤。大学では法学部に在籍し、民法を専攻していました。就職先として三菱UFJ銀行を選んだのは、面接の過程で自分に合っていると感じたことが決定打でした。

伊藤「『君みたいに、とことん突き詰めて考える人は活躍できる』と言われたことが印象に残っています。法学部だったので、法律に関する論文を書くときなどは、『どうしてこうなっているのか』ということを掘り下げていく習慣があったんです。自分のスタイルを面接で認めてもらえたことが自信になりました。

確かに、今の業務でも『お客さまにとって何が良いのか』を突き詰めることが必要なので、とことん考えるスタイルは合っているのかもしれません。」

──入行後は、岐阜県にある中津川支店に配属され、2年半ほど法人営業を経験します。比較的規模の小さい支店ということもあり、法人営業の担当者は伊藤を入れて3名。およそ50社の担当企業を回りながら、経営者の困りごとをヒアリングして、解決策を提案するのが仕事でした。

伊藤「営業担当者が少ないこともあり、着任して2カ月ほど経ったころには1人で訪問するようになりました。心がけていたのは、受け身にならないこと。お客さまからご相談いただくことに迅速に応えながら、こちらからも『こういうところに困っていませんか?』と提案する姿勢を大切にしていました。」

──その後、現在の決済ビジネス推進部法人決済インフラグループに異動。BizSTATIONの中でも、外為サービスの担当を任されることになります。

伊藤「それまでは営業をしていたので、システムに関する知識はゼロ。何を話しているのかがわからず苦労しましたが、上司のサポートを受けながらプロジェクトをひと通り回してみるなど、実践で学んできました。」

IT領域の重要性が増す中、重要なプロジェクトを担当。
責任感が仕事のやりがいに

──中途入社の社員も多く、同僚たちはシステムの知識が豊富。その中で初めて開発プロジェクトに挑戦する伊藤は、苦戦しつつも自分なりの強みを見つけていきます。

伊藤「プロジェクトを担当しているメンバーには、営業を経験している人が少ないんです。でも、システムは作るだけではなく、お客さまに届けないと意味がありません。販売までつなげると考えたときに、営業をしていた経験が役に立っています。

また、部署内に販売担当チームもいるため、製販一体となって作り上げることができる点も楽しいですね。開発でありながら、お客さまに近いところで関われることが嬉しいんです。」

──実践で経験を積みながら、多くの案件に携わっていく中で、モットーとする「さまざまな視点から考える」ための力も磨かれていきます。その力が最も身についたと話すのが、プロジェクトをメインで担当するようになって間もない時期に任された、Web上で口座開設ができるサービスを作るプロジェクトです。

伊藤「法人決済インフラグループは、銀行の中でも最大規模の法人顧客基盤があるため、新しいサービスを企画する際に相談をもらうことが多いです。Web上での口座開設もその一つ。

口座開設をWebで完結させることは、お客さまにとっては店舗を訪れる必要がなくなるというメリットがありますし、銀行側にとっても効率化できるという利点があります。とはいえ、利用してもらうためには何が必要なのか、申込みの動線をどうするのか、コールセンターなど問い合わせがきた際の体制はあるのか、予算はどのくらいなのかなど、サービス化するにはたくさんの検討事項があります。

必然的にいろいろな視点を持たなければならず、大きく成長するきっかけになりました。」

──顧客基盤が大きいことに加え、非対面サービスを実現するためのIT領域の重要性が増していることで、所属部署の重要性が高まっていると話す伊藤。それは、責任感を感じると共に、やりがいにもなると言います。

伊藤「社会的にITはホットな領域で、当部署はまさにそれを活用したサービスを企画する中心にあります。他部署からも多くの要望が寄せられていますし、法改正など外部要因への対応も必要です。やることが多い分、一人ひとりに任せてもらえる風土が魅力です。」

さまざまな経験を積み重ね、銀行全体を引っ張っていく存在をめざす

──責任感やプレッシャーをやりがいに変えて成長している伊藤。今後は、BizSTATIONをさらに良いサービスにしていきたいと意気込みます。

伊藤「BizSTATIONは、リリースから比較的長い期間提供しているサービスです。過去からの積み重ねがあるため、抜本的に改修しようと思っても、なかなか取り掛かりづらい面があります。

けれど、UI/UXを含めて、時代に合わせた変化が必要です。いずれ大きくリニューアルすることになれば、その改修に携わってみたいですね。今以上にいろいろな視点から考えることが求められると思いますが、そのプレッシャーも楽しそうだなと思っています。」

──また、さらに長期的に考えたときに、別の部署で経験値を高めた上で、そのノウハウを還元してみたいという構想も。

伊藤「違うサービスを所管している部署にも興味がありますし、ゼロベースで商品開発をする部署にも行ってみたいと思っています。たとえば、DXを推進している部署であれば、お客さまの課題もBizSTATIONのことも知っている私の経験が活かせるかもしれません。

さまざまな知見を積み上げたうえで、また当部署に戻ってきて、みんなを引っ張っていく立場をめざしたいですね。」

──自分の歩むべき道を描きながら、所属部署の価値を高めることも大事にしている伊藤。これから入社する人たちにも、さまざまな視点から気づきを得て、どんどん意見を述べてほしいと話します。

伊藤「私自身はITの知識がない状態からスタートしましたが、営業経験を活かしてプロジェクトに貢献することができました。システム開発の経験やプロジェクト推進の経験がある人はもちろんですが、全く異なる業界で仕事をされていた方も、自身の経験を活かして活躍ができる部署だと思っています。

私たちの仕事は、ベンダーや委託業社の方、他部署の社員など、いろいろな立場の人たちと関わります。それぞれで譲れないことが異なる中で、調整役としてコミュニケーションをとっていく必要があります。さまざまな立場や視点を理解した上で、いろいろな経験・視点を持った人にどんどん活躍していってほしいです。

私も、経験を重ねながら、もっと視野を広げていきたいと思います。」

※ 記載内容は2023年11月時点のものです

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