世界を変えるスタートアップにコミット。
MUFGの総力を結集し、次世代の産業創出を

ソリューション本部 コーポレート情報営業部 成長産業支援室
2023年入行(キャリア)
柏岡 祐耶

政府系金融機関を経て2023年に入行した柏岡 祐耶。現在はスタートアップのソーシング、グループ各社との協働によるバリューアップやIPOに向けた支援活動に携わっています。MUFGの豊富なリソースを活用した支援の可能性にひかれて入行を決めたと話す柏岡が考える三菱UFJ銀行でしか成し遂げられないこととは。

幅広いサービスやソリューションの提供を通じて
ビジネスのスケールアップをサポート

──柏岡が所属する成長産業支援室は、次世代の産業を担うベンチャー企業やスタートアップの経営課題の発掘やコンサルティング、MUFGの各種サービスの提供を通じた支援などを行うハブ組織。2019年の発足以来、さまざまな成長企業をサポートしてきました。

柏岡「成長産業支援室は、スタートアップがスケールアップしていくのをお手伝いする部署。お客さまの成長ステージや課題に合わせて、あらゆるステップアップの機会をサポートしています。
具体的な業務としてまず挙げられるのがソーシングです。ベンチャーキャピタル(以下、VC)やほかの事業会社などさまざまなプレーヤーとコミュニケーションを密に取りながら、成長が期待される企業に関する情報を収集しています。
当室では、VCが組成するファンドへのLP出資も行っています。戦略的にLP出資を進めることで情報収集を効率化し、より広範な企業にリーチできる体制を整えています。
そしてわれわれが担うもっとも重要な役割が、見つけた有望企業を育てていくこと。三菱UFJキャピタルや三菱UFJモルガン・スタンレー証券といったMUFGのエンティティと連携しながら、幅広いサービスやソリューションを提供しています」

──中でも柏岡が担当するのは、財務戦略提案をはじめとするバリューアップやIPOに向けた各種支援活動。第三者としての立場を超え、顧客と接する上で常に心がけてきたことがあります。

柏岡「お客さまとのミーティングを通じて把握した業況を踏まえて、『こういうことはできませんか?』『こんな方法ならよりパフォーマンスを発揮できるのでは?』ときめ細やかなサポートを心がけています。
特にスタートアップの場合は、経営者の方が若かったり業歴が浅かったりするケースが少なくありません。組織体制が整備されていないことも多い中、当行がこれまでに蓄積してきた豊富な知見やノウハウ、他社の事例を積極的に活用しながらお客さまに寄り添い、共に事業を育てていく姿勢を大切にしたいと考えています」

ベンチャー企業やスタートアップ支援に本格的に関わりたいと
三菱UFJ銀行へ

──大学卒業後、柏岡が入社したのは政府系金融機関。国内の中堅企業への融資業務に携わった後、スタートアップを担当する部署に移ったことが転機になりました。

柏岡「スタートアップの支援施策や融資制度の企画開発・運用業務に携わりました。経営者の方々の圧倒的な成長マインドに触れて、感銘を受けたのを覚えています。
事業を拡大して日本や世界に貢献しようという高い志を持つとともに、目標達成に向けた行動力も伴っている方が多くいらっしゃいます。そんな方々と一緒に仕事をする楽しさを知って、より近いところで仕事がしたいと考えるようになっていきました」

──スタートアップを担当する部署とはいえ、当時の柏岡が担当していたのは主に企画側の仕事。入手できる情報は間接的なものがほとんどで、企業の成長にインパクトを与えられていないことに徐々にもどかしさを感じるように。支援に本格的に関われる環境を探していて出会ったのが三菱UFJ銀行でした。

柏岡「MUFGには、証券、信託、シンクタンクのほかVCもあります。グループ内のエンティティを巻き込んで豊富なリソースを活用すれば、できない支援はないと感じたことが入行の決め手になりました。
スタートアップ支援においては、企業の成長ステージに合わせてプレーヤーが変わるのが一般的です。一方、当行なら入り口から出口まで一貫して伴走することができます。すべてを見届けることができるのはとても魅力的でした」

──2023年の入行後、スタートアップのバリューアップやIPOに向けた各種支援を行ってきた柏岡。MUFGの想像以上にダイナミックな可能性に驚いたと言います。

柏岡「スタートアップの多くは大企業との提携を成長のきっかけにしたいと考えていますし、一方の大企業はスタートアップと組むことで、彼らが持つ新しい技術やサービスを効率的に取り入れることが可能です。
国内最大と言われる40万社に及ぶ顧客基盤を持つのがMUFGの強み。私たちが仲介役となることでしか提案できないマッチングがあると思っています。当行がお客さまに対して発揮できる可能性は計り知れません」

多様なバックグラウンドが生むシナジー。
成長産業支援室のチームダイナミクス

──入行後間もなく柏岡が携わったのが、水産物の養殖を扱うスタートアップへの出資。サポート的な立ち位置ではあったものの、この案件を通じて、三菱UFJ銀行の裾野の広さを思い知ることになったと言います。

柏岡「陸上養殖により、おいしい魚を気軽に食べられる世界の実現をめざすスタートアップへの出資でした。本出資は、新規性・独創性を有する事業に取り組むスタートアップを中長期的にサポートする意図だけでなく、サステナブルな水産物の生産手法を確立することも目的としているのが特徴です。また、食料の自給率の改善、水資源の保護・海洋汚染の抑制、さらには地方創生・地域経済活性化までを視野に入れています。
融資関連業務に携わることになると思っていた私にとって、この出資案件は入行前に想像していた業務の範疇をはるかに超える事例。良い意味での想定外の業務に、やりがいをもって取り組ませてもらっています」

──遠巻きながら前職でもスタートアップの支援に関わっていた柏岡。過去に培った経験が今に生きていると話します。

柏岡「スタートアップは基本的に赤字。特有のビジネスモデルに不慣れな銀行員が財務状況を見ると腰を抜かすことが少なくありません。違和感や抵抗感なく向き合えているのは、前職で台所事情について知れたからだと思います。
また、政府系の金融機関で、民間金融を補完する立場だったということもあり、前職時代は視野を広く、スタートアップを支援していました。当時築いた人脈を活かして、今後は官民一体のようなかたちで案件を進めていけたらと考えているところです」

──一方、成長産業支援室に在籍する約35名のメンバーのうち柏岡らキャリア採用は少数派。ところが、居心地は至って良好だと言います。

柏岡「出向先のVC経験が豊富な室長を筆頭に、プロパー職員の多くはグループ内の証券やVCへの出向を経験していて、メンバーのバックグラウンドは多様性に富んでいます。私の知見が必要なときは気軽にお声がけいただくなど、キャリア採用の面々も自然になじんでいる印象です。とても働きやすい部署だと思います」

日本を、そして世界を変えるMUFGのロールの実現に向けて

──入社してまだわずか半年ほどながら、MUFGのリソースを使って大きなスケールの仕事ができる三菱UFJ銀行ならではの醍醐味を感じてきた柏岡。当行にフィットする人材の適性についてこう述べます。

柏岡「グループ一丸となってさまざまなリソースを駆使しながらサポートしていくのが当行の企業成長支援の基本姿勢の一つです。ほかのエンティティや人を巻き込みながら突き進んでいくことが好きな人にとても向いている組織だと思います。
自分が中心となってプロジェクトを走らせるのは私にとってもこれからですが、目的を成し遂げたときの達成感はきっと素晴らしいものになると想像しています」

──それが実現できるのは、健全な職場環境があってこそ。自由度の高い働き方ができるところにも三菱UFJ銀行の魅力があると柏岡は言います。

柏岡「わが家には保育園に通う娘がいて、朝9時までには登園させなければいけません。そのころ妻はすでに出勤しているため、保育園に娘を送るのは私の役目。部分在宅制度を利用して朝1時間だけ在宅勤務し、登園させた後に出社させてもらっています。
また、妻の帰りが遅いときは定時より早く退社して娘を迎えに行って、家事が落ち着いてから仕事を再開することも。とても柔軟な働き方ができていて助かってます」

──そんな柏岡の今の目標は、ユニコーンとなる企業を見つけ出し、育てていくこと。「夢みたいな話かもしれないですけど」と前置きした上で、こう続けます。

柏岡「スタートアップの経営者たちは、日本を変えたい、世界を変えたいと本気で考えている方々ばかり。彼らを支援する役割にコミットし、この国や世界を良いほうへと変えていける企業に育っていくよう全身全霊を傾けて支援していきたいです」

──次世代の産業発展に貢献するスタートアップを育成し、日本そして世界の未来を切り拓くために。三菱UFJ銀行だからこそ、MUFGだからこそできることに、柏岡はこれからもありったけの力で挑みます。

※取材内容は2023年9月時点のものです。

この行員に関連する職種に申し込む

  • スタートアップ推進業務
  • スタートアップ戦略の企画・推進
閉じる
これより先はのサイトに移動します。

接続する場合は「はい」を、
接続しないでホームに戻る場合は「いいえ」をクリックしてください。

  • いいえ