「世界をより良くするために三菱UFJ銀行 は何ができるか?」
その問いに挑戦し続ける

グローバルIT部 米州システム室
2012年入行(キャリア)
千葉 卓磨

大手証券会社を経て、三菱UFJ銀行に入行した千葉 卓磨。システム基盤の開発・企画、プロジェクトマネジメントなどに携わり、日本最大の金融機関である当行の世界に跨る事業展開をITの面から支えています。グローバルなキャリアを歩む千葉の「世界をより良くする」挑戦に迫ります。

ニューヨークに赴任。前例のない大規模プロジェクトにPMOとして参画

──2022年10月より、米州における各拠点のシステム運営を担う「米州システム室」に所属する千葉。ニューヨーク赴任直後から、米地銀ユニオンバンクの株式譲渡に伴うシステム分離という大規模なプロジェクトにPMOとして参画しています。

千葉「このプロジェクトの目的は、当行のニューヨーク支店とユニオンバンクが共通で使っていた銀行システムを切り離し、それぞれの銀行システムで業務運営できるようにすること。私は全体の進行を管理するPMOとして携わり、行内外のステークホルダーを巻き込みながら進めていきました。
これまで買収などによってシステムを統合したことはありますが、売却によるシステムの分離は当行にとっても私にとっても初めての経験。前例がない故に正解がわからず、試行錯誤しながら進める場面も多い、非常に難しいプロジェクトでしたね」

──譲渡対象のユニオンバンクはもちろん、譲渡先であるU.S.バンコープ(U.S.Bancorp)との連携も不可欠だった当プロジェクト。千葉はPMOとして、すべてのステークホルダーが利益を得られるように協力関係を築くことを意識したと言います。

千葉「今回のプロジェクトは、誰かが一人勝ちするためのものではなく、お客さまや3社にメリットをもたらすためのもの。互いに助け合うという共通認識を持ち、協力し合うことを大事にしました。
当然、それぞれでロール&レスポンシビリティやミッションは違うので、利害関係は発生しやすい。でも、どんな場面でも向き合う人に対するリスペクトは忘れず、『相手が何を求めているのか』『何を考えているのか』を意識してコミュニケーションを取るように心がけていました」

金融業界の中でも社会的影響度が高い、チャレンジングな三菱UFJ銀行へ

──前職では、大手証券会社のシステム基盤の開発に携わった千葉。システムエンジニア(SE)を志した背景には、「ITの力で日本社会をより良くしたい」という想いがありました。

千葉「社会的ニーズの高い証券会社のシステムを手掛けることは、SEとして大きなやりがいがありました。ただ、長い人生を考えたときに、システム部門の一プレイヤーとしてだけでなく、日本社会をより良くできるプロジェクトを企画から立ち上げる立場をめざしたいと考えるようになったんです。前職で働いて感じたのは、金融サービスにおけるシステムは複雑かつ大規模であり、社会への影響度も大きいということ。だから、金融業界からは離れたくはないと思っていました。その中でもとりわけ社会に根ざした金融機関にいきたい──そう考えたとき、私の中では三菱UFJフィナンシャル・グループ(三菱UFJ銀行)一択でした。実は前職でIT関連のフォーラムによく参加していたのですが、そこで三菱UFJ銀行のシステム開発の話に触れる機会がありました。チャレンジングな仕事をしていましたし、取り組んでいた技術開発の方向性も尊敬できるものだったのでセンスの良さを感じていたんです。銀行はお堅いイメージもありましたが、社会への貢献度が高く、新規性を持って挑戦できるはずだと考え、三菱UFJ銀行への転職を決めました」

──こうして2012年に三菱UFJ銀行へ入行した千葉は、システム開発の現場からシステム企画やIT戦略推進を担当。とくに印象に残っているのは、三菱UFJ銀行全体で共有できるシステム基盤を構築するプロジェクトだと振り返ります。

千葉「三菱UFJ銀行は銀行以外にも信託や証券などの多様な事業形態を有していますが、実はそれぞれのアプリケーションを動かしているシステム基盤というのはそれほど違いがなかったんです。そこでグループとして大きなインフラを立てて、その上に各社のアプリを載せて効率化を図ることが、このプロジェクトの目的でした。こうした構想は三菱UFJ銀行規模の組織でないと生まれないですし、アプリケーションから基盤まで自分たちで構築しているからこそ生まれるもの。Gr各社を跨いだ多くの人と一緒にひとつのミッションに取り組むという、ほかの企業ではなかなか得られないおもしろい経験でしたね」

視点は日本から世界へ──
社会をより良くするために、自分たちにはできることは。

──ITの力で日本社会をより良くしたい──千葉が仕事に取り組む上で掲げてきたこのビジョンは、三菱UFJ銀行という舞台でさらに大きく広がっています。

千葉「入行後は、中国やシンガポール、ヨーロッパやアメリカといった海外のプロジェクトに参画することも増えました。これだけ多くの人と関わるとなると、日本だけが良くなればいいという考えではいられないし、世界で活躍する人たちにリスペクトを感じるようになって。『日本社会を』という視点をさらに広げ、『世界をより良くしたい』と思うようになりました。
そして開発職から企画部門に移ったことで、『世界をより良くするために自分は何をすべきか?』『三菱UFJ銀行は何ができるのか?』を考えて企画できる立場になれたことは大きな転換点でした。これまでは誰かが決めたプロジェクトを愚直に進めるだけでしたが、今は『社会をより良くするためにうちの銀行をどう動かすか?』というより高い視座を持てるようになり、自身の成長を感じています」

──関わるプロジェクトの規模について「入行前の想像よりも数段大きかった」と言う千葉。さらに、100名規模の案件を複数並行で進めるのが当たり前、という環境にも驚いたと話します。

千葉「一度自分が携わっているプロジェクトの数を数えてみたら、一部だけ参画しているものも含めると80以上もあって(笑)。社会が求めるニーズを実現していく上では「どれだけ多くの幅広いプロジェクトを遂行させたかどうか」がとても重要だと思っています。プロ野球選手で言えば、いくらトレーニングをこなしていても本番の試合にたくさん出ないと成長できないのと同じですね。実践の場でインプットとアウトプットを繰り返すことで成長が加速しますし、自分の中で課題だった銀行の知識も自然と吸収できました。ITの専門家という立ち位置だけでなく、『銀行員の千葉です』と堂々と言える知見を習得したと思いますね」

グローバルな環境で、
世界を股にかけるプロジェクトを任せられる人材に成長したい

──ニューヨークに赴任して約半年。チャレンジングな環境で働くことで、千葉は新たな展望を持つようになりました。

千葉「三菱UFJ銀行は今後さらに多くの国とつながり、世界を横断したプロジェクトもたくさん立ち上がると思います。プロジェクトマネージャーとしてもっと成長し、そうした大きな案件を『千葉に任せたい』と思ってもらえるようになることが直近の目標です。ニューヨークには、世界各国からさまざまなバックグラウンドを持つメンバーが集まっているので、学ぶことも非常に多い。この環境を大いに活かし、海外でも通用する人材をめざしたいですね」

──デジタル化が進む社会において、銀行システムが提供できる価値や求められるサービスもどんどん変化していると語る千葉。IT部門が果たすべきミッションを次のように考えています。

千葉「ひと昔前の銀行であれば、窓口を訪ねてくれたお客様に対し、いかに良いサービスを提供できるかが勝負でした。今ではどの銀行もオンラインバンキングが整っていますが、サービス内容はどこも似たり寄ったり。今後は『使うと楽しい、ワクワクする』と感じるUI/UXを実現し、『使うことでお客さまの生活が豊かになるような体験を作り出せるか』が重要だと思いますね」

──最後に千葉から、三菱UFJ銀行で働きたいと考える方に向けてメッセージを贈ります。

千葉「システムはそれをつくること自体が『目的』ではなく、世の中を変えたり人に喜んでもらうための『ツール』。本来の目的を果たすために、本当に必要なシステム(ツール)は何か、という部分から考えたい人にとって、三菱UFJ銀行は本当にやりがいある職場です。実際にIT部門では積極的にプロジェクトを展開しているので、挑戦の場はたくさんあります。一つひとつのミッションが重大だからこその難しさはありますが、そこでがんばった結果は必ず自身の成長や評価につながります。そうした環境を楽しめる、高い視座と志を持つ方とぜひ一緒に働きたいと思います。是非、当行へ応募してください!」

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