経営者の視点に立ったスタートアップ支援で、
新たなビジネスやプロダクトの創造に挑戦する。

ソリューション本部 コーポレート情報営業部
成長産業支援室
2005年入行(新卒)
岩井 亮三

経歴

経済学部経済経営学科卒。大学卒業後、三菱UFJ銀行に入行し、法人営業に従事。2011年に三菱UFJモルガン・スタンレー証券に出向。公募・私募調達およびM&A関連のアドバイザリーといった投資銀行業務をはじめ、デッド・ファイナンス業務や企業価値向上のための戦略コンサルティング提案などに従事。2019年より現職。

お客さまの5年先、10年先を見据え、
今何ができるか、経営者に近い立場で考える。

私が当行に就職しようと思ったのは、就活中に当行の行員から海外インフラ案件における大型プロジェクトファイナンスの組成事例を聞いたことがきっかけです。海底ケーブルを敷設するプロジェクトのスケール感や、社会に貢献できる点に魅力を感じ、入行を決めました。
入行以来、中堅・中小企業から大企業まで、幅広く法人営業に従事してきました。その中で常に意識してきたことは、お客さまの5年先、10年先、30年先まで見据えたサポートを行うことです。特に、現在所属する成長産業支援室では、その意識を持つことが非常に重要です。この部署では、スタートアップ企業の成長支援を目的に、「お客さまの持続的な成長をサポートするために今何ができるか」を中・長期的な視点で考え、経営者に近い立場でサポートしています。スタートアップ支援では、既存のソリューションをそのまま適用できることはほとんどなく、お客さまの事業特性を十分に理解した上で、新たなビジネスやソリューションをつくり上げる必要があります。関連部署やグループ企業と協力しながら、事業・経営戦略やエクイティストーリーの立案、株式上場に関する各種アドバイスなどを実施します。一般的な大企業に比べ、スタートアップは意思決定や成長の速度が圧倒的に速く、私自身もアドバイザーとしてそのスピードを体感できることにおもしろさを感じています。

スローガンの刷新により企業価値を向上。
銀行の知的財産を活用し、多角的に事業を支援。

スタートアップには、確かな技術があるにもかかわらず、うまくPRできていないケースが多々あります。それを実感したのが、あるお客さまの資金調達に携わったときのことです。そのお客さまは、自社の魅力を世間に発信するノウハウがないために、十分な資金調達ができずにいました。そこで、まずは投資家へのプレゼンテーション資料を修正することから取りかかりました。当行では国内だけでも数十万社にわたるお客さまとの取引基盤があり、プレゼンに必要な業界情報・知見やノウハウ、業界の最新の動向などが数多く蓄積されています。それらを活用しながら投資家をひきつける資料の作成から効果的なプレゼンの仕方まで、一つひとつお客さまと共に丹念に取り組みました。中でも特に大きな効果をもたらしたのは、企業スローガンを刷新したことです。その結果、今までは興味を示していただけなかった投資家の方々にも話を聞いてもらえるようになり、希望金額を調達することができました。私自身、当行に蓄積された知的財産を活用することで、お客さまに寄り添ったサポートができることを改めて実感しました。

次世代素材の生産拠点立ち上げのため、
スタートアップで類を見ない資金調達を実現。

2020年から2021年にかけて、バイオベンチャーのお客さまに対し、総額350億円に上る大型デッド・ファイナンスを組成しました。そのお客さまは、環境負荷の低い次世代素材を開発し、アパレル産業や自動車産業での普及をめざしていました。当行にご相談に来られた際には、量産化に向けてアメリカに生産拠点を立ち上げるべく、設備投資のための巨額の資金を必要とされていました。そこで、グループ企業である三菱UFJモルガン・スタンレー証券と協働し、お客さまの有形資産だけでなく、特許やノウハウなどの無形資産の価値も正しく評価することで資金調達をサポートしました。特に技術力の見極めは非常に難しく、本当に価値のあるものか、あらゆる角度から徹底的に議論を重ねました。業界が置かれている状況や事業の成長性を探るべく、必要に応じてビジネスマッチングの場にお客さまに同行いただくこともありました。そうして最終的に、二度の資金調達で総額350億円という、スタートアップでは類を見ない大規模調達を実現しました。何よりお客さまの夢の実現に向け、希望金額を調達できたことに、大きな達成感が得られました。

スタートアップ支援で起業家精神を養い、
MUFGの未来を支える人材育成に貢献したい。

MUFGは現在、国内トップの総合金融グループですが、この先もナンバーワンの地位が約束されているわけではありません。さらにグローバルで見れば、MUFGはトップ10には入るものの、ナンバーワンには遠く及ばず、常にチャレンジャーです。そうした状況を踏まえ、ファイナンスはもちろん、会計や経営分析、マーケティングなどの知見を深めることで、私たち自身が経営者視点を持った集団になることが必要だと感じています。私個人としても、スタートアップ支援で培った知見を人材育成に活かし、将来的にMUFGの経営に携わるような人材の輩出をめざしています。課題や難しさを感じる部分もありますが、銀行に期待される役割が変化している今、こうした意識を持つことの重要性を強く実感します。だからこそ、私たちが求めているのは、「私たちにはない、新たな観点や発想力をもっている方」であり、「それを具現化して実行・牽引する力のある方」です。当行、ひいてはMUFGがより高みをめざすためにも、バイタリティあふれる皆さまと一緒に仕事ができる日を楽しみにしています。

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