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MUFGから世界にインパクトを。
変革し続ける組織で、真のグローバルバンカーに。

世界有数の総合金融グループとして、強固な財務基盤をもとにグローバルビジネスを拡大してきたMUFG。今回はEMEA(ヨーロッパ、中東、アフリカ)地域のビジネスを率いるロバーツ・フィリップ氏と、ソリューションプロダクツ部の長門毅氏に、MUFGで働く魅力やグローバルにおけるMUFGならではの強み、さらに求める人材像について語ってもらいました。

多様な視点が、意思決定の質を高める

──まずは入行理由を教えてください。

フィル:大学で化学工学を学んだ後、エネルギー会社に就職し、エンジニアとして国際的なプロジェクトの開発業務に従事しました。その後、イギリスの大手銀行に転職し、7年間にわたりプロジェクトファイナンスを担当しました。しかし2008年のリーマン・ショックをきっかけに海外展開を縮小し、私が本来携わりたかったグローバル案件からは遠ざかってしまいました。そんなときに声をかけてくれたのが、グローバル戦略を推進していた三菱UFJ銀行です。健全な財務基盤と成長性、そして何よりグローバルな案件に携われる点に魅力を感じ、転職を決意しました。入行後はエネルギー分野のプロジェクトファイナンス業務などを経て、現在はコーポレートファイナンスやストラクチャードファイナンスなどを通じ、EMEAにおけるさまざまな企業・プロジェクトを支援しています。

長門:私はアメリカで生まれ、幼少期は日本とアメリカの両方で過ごしました。その経験を通じて「日本人であり、さらにはアジア人である」ことが自分の強み・アイデンティティであると感じ、グローバルに活躍できる日本の企業で働きたいと思うようになりました。そのような観点から、就職に際してはさまざまな業界・企業を検討していましたが、三菱UFJ銀行は本邦はもちろん、グローバルにビジネス展開していること、また自分自身が希望していた大規模プロジェクトに携われる機会が豊富にあることなどに魅力を感じ、入行を決めました。また、今思い起こせば、銀行に勤めていた父の影響も少なからずあったのかもしれません。
入行から3年間、神田駅前支店で経験を積んだ後、プロジェクトファイナンスのオリジネーションや審査業務、米国拠点でのRM(Relationship Manager)など、グローバルな業務を幅広く経験しました。その後、グローバルCIB企画部で事業本部の戦略企画業務や、経営企画部でのM&A業務などを経て、現在はソリューションプロダクツ部でプロダクト領域の戦略企画業務に従事しています。

──実際に働く中で、どのような点にMUFGの魅力を感じますか?

フィル:私が在籍するロンドンオフィスでは、国籍や文化の違いはもちろん、さまざまな価値観やバックグラウンドを尊重しています。たとえば、異なる業界・職種からMUFGに転職してきたメンバーや同じMUFG内でも異なるキャリアパスを歩んできたメンバーたちとさまざまな視点・意見を交わすことで深い議論が生まれ、自分一人ではたどり着けない気づきや結論を得ることができます。こうした多様性を受け入れ尊重する職場環境が、意思決定の質を高めていると感じます。

長門:MUFGには自らをアップデートし続けることで、個人も組織もイノベーションを生み出す土壌があると感じます。フィルの言う通り、グローバルに働くことは多様性を尊重することでもありますが、裏を返すとお互いの文化や思考のギャップに直面することでもあります。そのギャップを埋めるためには、相手を理解しようとする真摯な姿勢・傾聴力と丁寧な対話、そしてそれらをスピード感をもって繰り返すことが不可欠です。簡単ではありませんが、だからこそやりがいも大きく、自分の世界を広げていく過程で成長を実感できます。

フィル:MUFGには人事ローテーション制度があり、さまざまな国・業務でキャリアを積むことが可能です。たとえば、私はEMEAを専門にしていますが、長門さんのように他の国・業務を経験したメンバーから「この施策はEMEAでは有効でも、日本やアメリカでは別のアプローチが必要かもしれない」など、別の角度からアドバイスが得られます。このように、それぞれの地域特性・業務に精通しつつ、グローバルな視点も兼ね備えた仲間と協働できることは、MUFGならではの大きな魅力です。

盤石な財務基盤が支える、長期的な視点と挑戦

──グローバルにおけるMUFGならではの強みは何だと思いますか?

フィル:最大の強みは、アメリカからEMEA、APACまで、世界中に広がるネットワークです。2008年のリーマン・ショック以降、多くの銀行が海外事業を縮小する中、MUFGはむしろグローバル展開を強化してきました。その結果、クライアントのビジネスに応じて、あらゆる地域でサポートできる体制を構築することができました。また、取り扱う案件も以前はエネルギー分野向けのプロジェクトファイナンスが中心でしたが、現在では航空機や証券化ビジネス、大規模M&A向けのファイナンスなど多岐にわたり、あらゆる分野でグローバルに存在感を発揮しています。これはMUFGが大企業でありながら起業家精神を持ち、変化を恐れず挑戦し続けてきた結果だと感じます。

長門:背景には、国内市場の成熟や少子高齢化といった構造的な課題があります。国内市場だけでは持続的な成長が見込めない中、グローバル展開は、もはや選択ではなく必然です。MUFGは早い段階から海外に活路を見出し、それぞれの地域特性に合わせた事業戦略を推進してきました。現在ではグループ全体の利益のうち、約半数を海外から得ています。

フィル:こうした挑戦を可能にしているのが、MUFGならではの強固な財務基盤です。小規模な銀行ではリスクが取れず、保守的にならざるを得ない部分もありますが、MUFGではある事業本部が一時的に伸び悩んでも他事業本部がカバーすることで、全体としての成長を維持できます。リスクを取りながら着実に成長していくバランス感覚は、グローバルで見ても非常にユニークであり、世界で戦う上での大きな強みであると感じます。さらにこうした盤石な財務基盤があるからこそ、短期的な利益にとらわれることなく、常に10年先、20年先を見据えてクライアントと向き合うことができます。MUFGが多様な分野・案件でリーダーシップを発揮できているのも、この長期的な視点がクライアントからの信頼と高い評価につながっているからだと実感します。

長門:MUFGは「保守的」と言われることもありますが、実際には長い歴史の中で何度も自己変革を遂げてきました。金融危機や経済変動などの難しい局面に直面するたびに大胆な意思決定を行い、ビジネスモデルをアップデートしてきました。モルガン・スタンレーへの出資もその一例です。常に変化を受け入れ、新たなビジネスを切り開き、多様な人材を迎え入れる。こうした柔軟な姿勢が、現在のMUFGを形づくっていると感じています。

常に問い、挑み続けることで成長を引き寄せ

──どのような人が、MUFGで活躍できますか?

フィル:MUFGは世界最大級の銀行でありながら、決して現状に甘んじることなく、進化を追求し続ける組織です。その一員として働くということは、真の意味でグローバルバンクの一員になるということ。組織として個人の成長を積極的にサポートするカルチャーがある一方、世界のトップバンクと競い合うためには個人の努力も欠かせません。自分の担当業務に真摯に向き合い、専門性を高めようとする方にとっては多くのチャンスが得られる場所です。

長門:世界に通用する専門性を身につけるためには、相応の努力と時間が必要ですよね。量を伴わずして質だけが高まることはない、と学生時代の恩師に言われたことを肝に銘じて日々過ごしています。加えて「クライアントは何を求めているのか」「チームとしてどこをめざすのか」など、常に問い続けることが大事です。そこに近道はありませんが、諦めずに取り組む姿勢があれば、必ず成長できます。また、グローバルな環境で働く上では、真剣に取り組むことは所与として、「オープンマインドでいること」「ユーモアを忘れないこと」そして「楽しむこと」も極めて大事な要素だと思います。

フィル:「楽しむこと」それが一番大事ですね。信頼できる仲間とやりがいを感じながら働くことは、人生においてとても重要です。さまざまなバックグラウンドを持つ仲間から常に良い刺激を受け、それを通じて自分自身を高めていきたいと考えている方であれば、きっとMUFGで活躍できるはずです。

──最後に、求職者の方へメッセージをお願いします。

長門:日本は世界第4位の経済大国であり、アジア唯一のG7加盟国です。日本、さらにはアジアを代表するリーディングバンクとして、MUFGは世界経済において重要な役割を担っており、「世界にインパクトを与えたい」と考えている方にとって、MUFGは最適なフィールドです。また、銀行だけでなくグループ全体のリソースを活かし、幅広い業務やビジネスに挑戦できることも大きな魅力です。ぜひあなたのビジョンを共有いただき、その実現に向けて、多彩なキャリアや視点を持つ仲間と共に進んでいきましょう。

フィル:MUFGにはチームを重視するカルチャーが根付いており、個人の成果だけを追い求めるのではなく、チームやビジネス全体のために何が必要かを最優先に考え、行動できる文化が根付いています。各分野で世界トップクラスの知見を持つエキスパートが数多く在籍していますが、彼らは知識を惜しみなく共有し、仲間の成長を快く後押ししてくれます。自分の専門性を活かしチームと共に成長していきたい、そんな思いを持った方々と一緒に働けることを楽しみにしています。

Profile

※所属およびインタビュー内容は
取材当時のものです。

ロバーツ・フィリップ(“フィル”)

株式会社三菱UFJ銀行
執行役員

2011年入行
エネルギー分野のエンジニアとしてキャリアをスタートした後、英大手銀行を経て2011年に三菱UFJ銀行に入行。現在は、約4,000人が所属するEMEA地域副担当および非日系ビジネスを所管するグローバルCIB事業本部のEMEA地域ヘッドを務める。

長門 毅

株式会社三菱UFJ銀行
ソリューション本部ソリューションプロダクツ部

2003年入行
経済学部卒業。新卒で三菱UFJ銀行に入行後、3年間の神田駅前支店勤務を経て、グローバルなキャリアを歩む。米国でのRM業務、プロジェクトファイナンスのオリジネーション・審査業務、グローバルCIB事業本部の企画業務、M&A業務、海外大学院留学など多彩なキャリアパスを経て、現在はプロダクト領域の戦略企画業務に従事している。